《レビュー》THE STORY OF L’OSIER 最高のレストラン「ロオジエ」最上のおもてなしの秘密(橋本麻里)

どれほど豪華であっても、昨日オープンした店に「グランドメゾン」という称号がそぐわないように、「グランドメゾン(あるいは、グランメゾン)」と呼ばれる店には、必ず歴史とエピソードがある。 日本でそのように呼ばれる店の筆頭にあ […]

《レビュー》食べる世界地図(ミーナ・ホランド)食の地理的つながりを読み解く

39の国と地域、それぞれ1冊の本にしてもいいくらいのところを、420ページもあるとはいえ1冊にまとめてあるのだから、1地域ごとの内容は相当に大づかみなものだ。それが上滑りにならないのは、各章に挟み込まれた100種類近くの郷土料理のレシピであり(日本の章のレシピはなんと「初歩のうどん」!)買い置きしておきたい食材のリストである。著者は、キッチンから異国の味を思い出しているのだろう。

《レビュー》「パンの世界 基本から最前線へ」(志賀勝栄)エッジを極めたパンの世界

本書の著者・志賀勝栄さんの経営する世田谷区下馬のブーランジェリー「シニフィアン・シニフィエ」(言語学の用語で「意味するもの」と「意味されるもの」)、通称SSは、07年のオープン直後からすぐパン好きの間で有名になった店だ。 […]

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