nomaのシェフ、レネ・レゼピをめぐるドキュメンタリー映画「ノーマ、世界を変える料理」が、4/29から全国公開されている。
公開されてすでに3週目、料理のドキュメンタリー映画としては、ロングランになっているようだ。
先日新宿で、川手寛康さん(フロリレージュ シェフ)と長谷川在祐さん(神保町 傳 シェフ)のトークショーが行われていた。
私自身は「ノーマ、世界を変える料理」は、昨年の「東京ごはん映画祭」で原題「noma,my perfect storm」のときに見ていた。
《レビュー》「ノーマ、世界を変える料理」異文化の他者との対話(→リンク)
今回の全国公開で見た人のレビューを見てみると、注目されている要素は、料理の美しさと、エピソードでも多く時間が割かれていたレネの境遇(マケドニアからの移民であること)についてのようだ。世界一の栄光とノロウイルス騒ぎによる挫折と、ベストレストラン50の復活というドラマチックな要素が実際にあったし。
例えばこれらのレビュー(Filmarks.com)を見ると、料理の美しさが強調されすぎたのか、「美しい」が「おいしそう・食べたい」に繋がらなかった人が意外に多かったのが興味深かった。
ところで、Twitter経由で教えて頂いたのだが、nomaが昨年1月に東京に来たイベント、すでに映画となっているらしい。日本公開の予定はまだ発表されていないようだ。
配給は、「二郎は鮨の夢を見る」を手がけたオランダのFortissimo Films。
Ants on a Shrimp
—————–
ところで、先月(4月)末のことになるが、nomaの8月の予約にトライしてみた。
nomaは、2016年いっぱいでの一時閉店を発表しているので、現店舗に予約をする機会は、いちおうあと4回ということになる。
一時閉店したあとの新しいお店の場所は、現在地から徒歩10分ほどのクリスチャニア街区内と報じられている。(→wiki「クリスチャニア」)
「自治区」というか、ドラッグも売ってるデンマークの自由区である。
予約方法は↓こちら。予約方法についてはこれ以降特に変更点はなし。
noma予約で希望日を取るために、知っておくべき10のポイント(2015改訂)
ざっくりいうと、nomaの予約ページで月に一度の予約スタート日を確認し、当日PCかスマホの前で、リロードボタンを押すだけである。
4月25日午前10時(日本時間午後5時)。
時報をにらんで予約ボタンを押してみた。
528番。
何番が取れるかはほとんど運のようなもの。
528番目に接続だと、2人席の予約は不可能に近い。
予約サイトに接続できたのは25分後。
そこからしばらく、予約の埋まり具合をウオッチしてみた。
結果は以下の通り。ご参考までに。
1・2名予約の場合……25分後にはほぼ全滅
17:25ごろにログインできたときには、2人席が空いている日はほぼゼロ。
2人でnomaに行きたい場合、日程がピンポイントで決まっている場合は、待ち番号が100番以内でないとたぶん厳しい。
3・4名予約の場合……50分後にほぼ全滅
5・6名予約の場合……50分後にも半分くらい残っている
どの人数も土曜日から、次に金曜日の順になくなる。
nomaの定休日は日曜日と月曜日。週末に絡むのが金曜と土曜なので、この日程が最も早くなくなる。
それ以外の曜日の埋まり方はまちまちだ。
7・8名だと50分後にも土曜以外ほとんど全部の日が残っている
7・8名での予約は、人数を集めるという点でハードルが高いが、その代わりといってはなんだが、予約は相当に入れやすそうだ。
時報と同時にアクセスすれば、ほぼ希望日は取れる(と思う)。
ちなみにこの日は8月の予約日だったにもかかわらず、すでに先月から予約を受け付けている6月も7月も、7・8名での予約はけっこうな確率で空いていた。ここがある程度の日が経っても埋まらなかったら、シェアードテーブル(数人のパーティが8人卓に座り、一斉にスタートする)にまわされるようで、シェアードテーブル申し込み受付も同時に行われている。
今回は、ご一緒するかたのお力で、希望日が無事確保できた。
参加者を募った結果、10人を超える大所帯となった。
ということで「またですか…」と言われそうですが、8月に、3度目のnomaへ行って来ます。
【2016.8追記】行ってきました。記録は↓こちら
nomaの進化が止まらない